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正しい補聴器の選び方

補聴器と聞こえについて2018.06.01

補聴器は「価格」で選ぶのではなく、「目的」で選びましょう!

補聴器を購入する際に、みなさん価格で選びたいとおっしゃいます。でも本当に正しい補聴器選びは、あなたの悩みを特定するところから始まります。

難聴に関する「新」常識

難聴とはどういうもので、どのようなリスクがあり、どのタイミングで補聴器を使えばよいのでしょうか?

難聴は個人差が大きい

年齢が進むにつれて聴力は落ちていき、高音域からしだいに聞こえづらくなっていきます。特に「さ」「た」「か」「は」といった言葉が聞き取りにくくなり、「さかな」が「たかな」と聞こえたります。
しかし、重要な点は、「難聴は個人差が大きい」ということです。高音域ほど聞こえにくい場合もあれば、低音域から高音域まで聞こえにくい場合もありますので、検査をしてご自身がどのような難聴のタイプかを知ることが大切です。

ご存じですか?「難聴も認知症の危険因子」です。

2015年1月、政府は高齢化が急速に進む日本の問題に、認知症の対策強化に向けての国家戦略である新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)を策定。認知症発症予防の推進と認知症高齢者の日常生活を支える仕組みづくりに国をあげて取り組みはじめました。 その中で認知症の危険因子として「加齢」や「高血圧」の他、「難聴」も一因として挙げられています。

また、従来から指摘されているように、車の運転事故や転倒のリスクも難聴によって高まります。なにより、聞こえづらくなると、だんだん人に会うのが億劫になっていきます。すると、外出の機会も減り、行動範囲が狭くなって、活動量が減っていきます。健康寿命を延ばすためにも補聴器を有効に使うことが望ましいと考えられます。

補聴器が必要なタイミングは?

では、どのタイミングで補聴器を使うことを考えればよいのでしょうか? それは「聞こえにくい」と感じたときです。「まだ大丈夫」「そんなに困っていない」と先延ばしして年齢を重ねると、補聴器を使って聞くという新しい状況に適応しづらくなることがあります。また、補聴器本来の効果を実感するまでに、少し時間がかかる場合もあります。つまり、補聴器には「慣らし期間」が必要で、慣れるほどよく聞き取れるようになるのです。ですので、ある程度早い段階から補聴器を使っていれば、高齢で難聴が進んだときに初めて使うよりも、混乱や戸惑いも少なくなると考えられます。

「補聴器選び」ここがポイント!

「目的」に応じて選びましょう

「まず価格の安いものから始めてみよう」「高いものはそれだけ性能がいいに違いない」──。このように、補聴器を選ぶ際に、「価格」を最重視される方が多くいらっしゃいます。確かに、「価格」も重要な点ではありますが、最も大事なことは「その補聴器であなたの悩みが解決できるのか」という点です。つまり、あなたの「聞こえ」に合った補聴器であるかが、重要なのです。そのためには、あなたがどのような「聞こえの悩み」を抱えているかを明確にし、目的をはっきりさせておくとよいでしょう。

・テレビの音を聞き取りたい。
・孫とスムーズに会話したい。
・車を運転する際、危険のないようにしたい。
・会議のときに話がよく聞こえるようにしたい。
・妻(夫)の声をはっきり聞こえるようにしたい。
・レストランなど騒がしい中でも会話を聞こえるようにしたい。
・電話を聞こえるようにしたい。

 

このような目的や環境に応じて、補聴器専門店では最適な補聴器の選定と、聞こえに合わせた調整を行います。あなたにとって本当に必要な補聴器を選びましょう。

補聴器は進化しています

補聴器は、「耳あな型」「耳かけ型」「ポケット型」の3種類に大きく分けることができます。「ポケット型」は補聴器本体をポケットの中に入れて使うタイプですが、最近ではあまり使われなくなってきました。ここでは、現在主流となっている「耳あな型」と「耳かけ型」について説明します。

こちらでは、最近進化している補聴器をご紹介したムービーをご覧いただけます。

・小さくて目立たない「耳あな型」

「耳あな型」は耳の穴に入れて使う小型のもので、目立たず、スポーツをするときも外れにくいという長所がありますが、音を大きく出力できないという短所がありました。しかし、最近は性能が向上し、大きな音も無理なく出力できるようになっています。

「耳あな型」補聴器と装用写真

・多機能な「耳かけ型」

「耳かけ型」はメガネのように耳の上にかけて使うタイプです。マイクとスピーカーの位置が離れているので大きな音が出力でき、高度・重度の難聴の方でも使えます。従来タイプのものは、スピーカーが補聴器本体に入っていましたが、スピーカーが本体と分離して耳の中に置かれるRICタイプが登場し、本体がより小型化されました。

「耳かけ型」補聴器と装用写真

また、補聴器自体のスペースに余裕があるので、さまざまな機能をつけることができるのも「耳かけ型」の大きな長所です。たとえば、Bluetooth機能を搭載し、テレビ、電話、ラジオや音楽のクリアな音声がダイレクトに届くタイプのものが近年発売されています。
また、聞き取る範囲を絞ったり、相手がどこにいてもレーダーのように声をキャッチしたり、屋外での風の音を減らして会話をラクにするといった機能を備えているタイプも登場しています。
さらに、「耳かけ型」では充電式のタイプが登場し、使いやすさが高まるなど、使う人々のニーズに応じた補聴器が近年増えています。

 

充電タイプの耳かけ型補聴器は、置くだけで簡単に充電できる。

10年ほど前までは「耳あな型」を使う方が多かったのですが、2016年度は「耳かけ型」が全体の60%を占めるまでになりました。アメリカでも「耳かけ型」が主流となっています。これは、小さくてファッショナブルな「耳かけ型」が増えてきたためだと考えられます。

一度、お店で実際の補聴器を見たり、試したりしてみませんか?

「信頼できる補聴器店と出会う」これはとても大切な事。

本サイトでは、当社の理念に賛同いただいている補聴器店の中から、当社が長年の信頼関係を築き、しっかりと補聴器を調節するための設備投資をし、専門的な知識や経験を有する補聴器店をご紹介しています。実際に多くの店舗には、認定補聴器技能者も在籍。
「補聴器、効果あるの?」「しっかり使いこなせるかな?」と悩んでいる時に、その不安な気持ちを払拭する専門的知識や経験、技術を持ち、気持ちに寄り添ってくれる信頼できるお店と出会う事はとても大切な事ではありませんか?
こちらでご紹介する補聴器店は、購入後も調整やメンテナンス、補聴器の効果がどの程度出ているかなど、継続的な測定・調整を行い、あなたとお店が二人三脚でより良い聞こえとなるよう、カウンセリングを継続的に実施する補聴器店です。

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